ドッグフードのリコール~欧米では大量リコールも複数回実施

ドッグフードのリコール~欧米では大量リコールも複数回実施

日本ではあまり大きな騒ぎになりませんが、海外ではサルモネラ菌感染によるドッグフードの大量リコールや、毒物混入によるペットの大規模食中毒・大量死事件が起こっています。
ドッグフードのリコールは、海外では珍しいことではありません。

ドッグフードのリコールで一番多いのは、サルモネラ菌の汚染によるものです。
食中毒を引き起こす毒性の強いサルモネラ菌は、原材料や製造工程に存在する人間や機械類をも介して、感染を広げます。
ドッグフードを食べて犬が感染すると下痢や嘔吐を起こしますが、大部分は軽い症状のまま完治し、飼い主さんが気付かない場合も多いようです。

実は問題はこの後で、サルモネラ菌は人間にも感染します。
多くは、愛犬の食べ残しや排泄物に接触したことが原因です。
サルモネラ菌感染は、人間の方が犬よりも深刻な症状となることが知られていて、時に、命にかかわることさえ起こります。
逆にいえば、サルモネラ菌汚染のドッグフードをほうっておけば、人間社会に大変なダメージを与えかねません。
きちんとしたメーカーは、すぐにリコールを実施するでしょう。

ドッグフードのリコールと言えば、2007年に大きな事件がありました。
欧米の製造最大手の一つが作ったペットフードに有毒成分が入ってしまい、これを食べた犬が食欲不振や腎臓機能の低下、無気力、下痢、などに苦しみました。
一説によると、数万匹以上に健康被害が出て、死亡した犬は数千匹に及ぶとされています。この時は大規模なリコールが実施されています。

問題の企業では、複数の販売メーカー向けに、多種類のペットフードを製造していました。
被害は拡散していき、最終的な被害数は今もわかっていません。
もし、製造段階で混入した毒物を、店頭に送る前に各販売メーカーが調べて把握できていれば、被害はここまで拡大しなかったでしょう。

万が一のため、ドッグフードのリコール情報に注意を払うことも大切かも知れません。
人気のドッグフードランキングで上位になっているからといって、何も調べずに買ってはいけません。